ひらりの拠点、八ヶ岳の麓からもほど近い長野県岡谷市。
2023年のイベントでのご縁から生まれた、岡谷シルク糸のネックレスです。
受注制作につき、ご注文から約10日間で発送します。
*作品の特徴
通常の糸玉ジュエリーよりもさらに細い絹糸を使用して
胸元を彩るネックレス作りました。
儚い泡のような糸玉が横に連なり、
細いロープのようなチェーンと組み合わせた上品なデザインです。
使用している極細の[繊度糸]や
岡谷シルクの歴史について、説明文の末尾にてご紹介していますので
ぜひ最後までお読みくださいね。
*素材:岡谷シルク繊度糸/樹脂/合金(ロジウムカラーメッキ)
*サイズ
全長 : 約53cm+アジャスター5.5cm
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岡谷シルクについて
〈日本のシルク(絹)糸の歴史と岡谷市〉
1859年の横浜港開港から約75年に渡って
絹糸(生糸)産業は日本の輸出品目のトップであり、
国の近代化に貢献しました。
長野県のほぼ真ん中、大きな諏訪湖のほとりに位置する岡谷市は
当時から生糸の一大生産地であり、最盛期には日本全体の1割強の生産量を担うほどでした。
現在の岡谷市では、こうした製糸業の歴史と文化を未来へ継承するため
様々な取り組みが行われています。
今回ひらりは岡谷市内の[宮坂製糸所]から糸の提供を受けて、
作品作りを行いました。
〈宮坂製糸所〉
昭和3年創業。
明治~昭和にかけて使われていた伝統的な繰糸機を使って製糸を行っています。
繰糸の方法によってさまざまな太さ、風合い、用途の糸を製糸し
岡谷シルクを活用した商品づくりにも積極的に取り組んでいます。
(繰糸とは:蚕が作った繭を煮て、糸を取り出すこと)
〈繊度糸〉
今回宮坂製糸所から提供していただける糸の中から
ひらりは[繊度糸(せんどし)]を選びました。
製糸所では、製糸する糸の太さを測るために
繭から取り出した一部のサンプル糸を使って毎日検査が行われます。
そのたびに生まれるこのサンプル用の糸が[繊度糸]です。
検査のために取り出される糸のため、
通常は製品になることもなく廃棄されてしまいます。
この[繊度糸]を活用し、ひらりならではの糸玉ジュエリーを制作しました。
〈制作への思い〉
美しい絹糸を生み出してくれる、お蚕(かいこ)さん。
そのお蚕さんが食べる桑の葉を育てるところから、絹糸づくりが始まります。
150年近く前から続いてきた絹づくりを未来につなぐ方々の取り組み。
岡谷市や全国の絹産業に携わる方々の思いを知って、熱く胸を打たれました。
検査のための糸として役目を終えた[繊度糸]が
こうして糸玉ジュエリーとして生まれ変わり
身に着ける方の日常を軽やかに彩ってくれることを願って制作しました。
またこの作品を見てくださったひとりでも多くの方が
シルクの歴史にも関心を寄せていただけたら何よりもの喜びです。
□attention:
糸玉は1本の糸から1つずつ手づくりしています。
サイズ感や糸の重なり具合が画像とは若干異なる場合もありますが、手づくりならではの特別な風合いをお楽しみ下さい。
□糸玉の強度/お手入れ方法などについて
糸から生まれた繊細さが持ち味の糸玉ジュエリーですが、しっかりとした強度があり、普通のアクセサリーとしてお使いいただけます。
詳しくはこちら
▷ひらりの糸玉の強度について
また着用の度に金具についた汗や皮脂などの汚れを拭き取ることで
糸玉に汚れが移るのを防ぎ、また金具も美しく保ちやすくなります。
詳しくはこちら
▷糸玉ジュエリーのお手入れ方法
□ギフトラッピング
作品は全てオリジナルボックスに入れ、取扱説明書を添えてお届けします。
職人さんによって1点ずつ作られた、箔押しロゴ入りの化粧箱ですのでそのままギフトにも使えます。
お渡し用紙袋をお求めの場合はギフトラッピング(¥150)をご利用ください。
詳細はこちらから
▷ギフトボックスつについて
ギフト直送の場合は、宛名欄にご注文者様名を記載して発送します。
価格の分かる納品書等は入っていません。
□新作/イベント/ポップアップのお知らせはinstagramにて。
ご不明点やご要望どうぞお気軽にお問い合わせください♪