ごく細い糸から生まれる糸玉は、
丸いかたちを作るために糊づけをしていますが、
この糊は水に溶けるため、
そのままでは雨や湿度にも弱く、簡単につぶれてしまいます。
丸く成形して乾燥させたあと、
ひとつずつ筆でコーティングを施すことで、
ほどよい弾力のある糸玉に仕上げています。
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コーティングの前と後の糸玉を並べてみました。
左がコーティング前、右がコーティング後です。
コーティングを施すことで強度が出るだけでなく、
濡れたような艶も生まれます。
かさかさとした質感から、しっとり、つるっとした質感へ。
糸が持つ自然な素朴さも魅力ですが、
このしっとりとした艶やかさが加わることで、
「糸玉ジュエリー」らしさが生まれているように感じています。
ちなみにコーティング前の糸玉は、
指で軽くつまむだけでもクシャっとつぶれてしまいます。
違いがわかるように動画にしようかとも思ったのですが、
あえて壊してしまうようで少し心が痛くなり、結局撮れませんでした😂
ひとつひとつの糸玉が、
なんだかいのちある小さな生きもののようなので。
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乾燥させたばかりの糸玉は、
かさかさ、ふわふわとどこか心もとない雰囲気ですが
コーティングを済ませた糸玉は、
ぷりぷりと弾けそうな存在感。
そんな糸玉とコーティングのお話しでした。